国際教育交流センター(CIEE)では、2023年11月1日(水)の昼休みに、JICA海外協力隊と本学(大学院高度グローバル)のコラボ企画として“JICA海外協力隊/高度グローバル人材育成プログラムセミナー”を開催しました。
第1部の協力隊体験談ではまず、宮本国際教育交流センター事務長から「大学院高度グローバル人材育成」プログラムに関し、スケジュールや大学院3研究科の概要等について説明がありました。
次に、ウズベキスタンに2014年から約2年間、JICA海外協力隊員として、青少年活動の分野で派遣された大塚さんから話を伺いました。現地の日本センターにて、書道や歌、漫画を通して子供たちに日本文化を紹介したり、日本語の授業や各地で行われる日本文化を紹介する中国体彩网の企画運営を担当されていたご経験から、授業や中国体彩网を行う時は、自分の引き出しがたくさんあったほうが役に立つので、学生のうちから興味があることには色々とチャレンジしたほうがよい、と参加者にアドバイスをされました。
質疑応答では、現地語ウズベク語の習得に時間がかかったか、という質問があり、時間がかかったが同じ志を持つ仲間がいたから頑張って習得することができた、また、現地で使われていたタジク語での挨拶、数字を覚えて、現地の方と近づくことができたことは良かったと話されました。日本語教師を目指す学生からは、日本語の授業で学生に人気があった、または人気がなかった内容について質問があり、ずっと話していると生徒達は退屈する、自分たちが体験できる内容には良く反応し、大会にて順位を付けると特に頑張っていたと答えられました。「たくさんの人との出会いや、日本では感じることができなかった感情や自分を発見することができ、協力隊員として活動できて本当に良かった。世界を舞台に新しい自分に出会う挑戦をしてみませんか」という言葉で締めくくられました。
第2部のJICA協力隊説明会では、JICA海外協力隊/高度グローバル人材育成プログラムに興味のある学生からの質問にJICA担当者が答える形式で行われました。派遣のタイミングやどの職種で自分の研究を活かした活動ができるのか、親に危ないのではと言われたが安全面はどのように対策されているのか、その他、食べ物や派遣前訓練、隊員になるための試験、費用や給与面について質問がありました。参加した学生は、実際に海外協力隊として派遣経験のある担当者から、詳しく話を聞くことができ、大学院高度グローバル育成プログラムやJICA海外協力隊に対する関心を深めました。